船舶免許の種類と取得の方法について

船舶免許を取得するには、国家試験に合格する必要があります。
船舶免許には4種類あり、1級、2級、2級(湖川)、特殊、となっています。
1級は水域の制限がなく、大きな船も操縦することが出来ます。20トンまたは24メートル未満。
2級は水域制限があり、海岸から約9キロの範囲、と決められています。大きさは1級と同じです。
2級(湖川)は、湖、川のみに限られ、大きさは5トン未満、機関出力制限があります。

上記3種の免許では、水上オートバイの運転はできません。
特殊、という免許が水上オートバイ専用のものです。
船舶免許取得のための国家試験を受けるにあたっては、民間企業経営の「免許スクール」に通う方法と、国土交通省に登録されている水産高校(約40校)や民間企業等(約10団体)の「小型船舶教習所」に入校する方法、そして独学という方法があります。

免許スクールと小型船舶教習所では、学科と実技の教習を受けます。取得したい免許の種類によって、教習時間は変わります。(1時間半から2日間)

小型船舶教習所でカリキュラムを終えた人は、JMRA作成の学科・実技修了審査を国家試験と同様の方法で受け、合格すれば国家試験が免除されます。
国家試験は通常1日で身体・学科・実技試験の全てを実施します。身体は、視力、色覚、聴力、疾病障害の有無をチェックします。
合格すれば国土交通省へ申請し、免許取得となります。更新は5年ごとです。